家庭菜園日記と健康法

サラリーマンの健康に関する記事を中心に発信していきます。家庭菜園や健康法&料理の仕方&生活や暮らしのことも書きます。

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月光の曲第3楽章ーベートーヴェンの若き日の熱情と『不屈の精神』その2

                     
        神戸旧居留地100番スタジオでのクリスマスコンサート

       (自作動画です。)

 

 

「心の健康」特別動画シリーズはもう7回目になりました。

 

昨日のベートーベン『月光の曲』の続きです。

 

今日は第3楽章を私の演奏動画でお届けします。

 

さて、この曲の成り立ちの面白いエピソードがありますので

ご紹介します。

 

   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「夜道を歩いていたベートーベンは、ふとある家の前でたちどまりました。


その家の中からピアノの音が聞こえたからです。

 

引きこまれるように家の中に入っていったベートーベンは、

そこに目の不自由な少女が月の光がさしこむ部屋で、

ピアノを弾いている光景に心をうたれました。


少女に代わってピアノの前に座ったベートーベンは、
窓から差し込んでくる月の光に浸りながら、この曲の演奏を始めました。

 

             f:id:terupianist:20170901184008j:plain

          フリー画像引用元 http://personality-oneself.link/archives/534.html


 ドイツの有名な音樂家ベートーベンが、まだ若い時のことであった。


月のさえた夜、友人と二人町へ散歩に出て、薄暗い小路を通り、ある小さなみすぼらしい家の前まで來ると、中からピヤノの音が聞える。


「ああ、あれはぼくの作つた曲だ。聞きたまへ。なかなか うまいではないか。」
かれは、突然こういって足を止めた。


 二人は戸外にたたずんで、しばらく耳を澄ましていたが、

 やがてピヤノの音がはたとやんで、


「にいさん、まあ何という いい曲なんでしょう。私には、もうとても弾けません。


本当に一度でもいいから、演奏会へ行って聞いてみたい。」と、

 

     さも情なさそうに言っているのは、若い女の声である。


「そんなことを言ったって仕方がない。

         家賃さへも払えない今の身の上ではないか。」
     

          と、兄の聲。

 


    「入ってみよう。そうして一曲弾いて遣ろう。」


   ベートーベンは、急に戸を開けて入って行つた。友人も続いて入った。


 薄暗い、ろうそくの火のもとで、色の靑元気のなさそうな若い男が、

                  靴を縫っている。

 

そのそばにある舊式のピヤノによりかかつているのは、妹であろう。

二人は、不意の來客に、さも驚いた様子である。


「ごめんください。

 

   私は音樂家ですが、面白さについ、つり込まれて参りました。」


         と、ベートーベンが言った。

 

        妹の顔は、さつと赤くなった。


              兄は、むっつりとして、やや当惑(とうわく)の様子である。

 


 ベートーベンも、われながら余りにもだしぬけだと思ったらしく、


口ごもりながら、

 

「実はその、今ちよっと門口で聞いたのですが──あなたは、

   演奏会へ行ってみたいとかいうことでしたね。

 

   まあ、一曲 弾かせてていただきましょう。」


その言い方がいかにもおかしかったので、

     言った者も聞いた者も、思わずにこりとした。

 


「ありがとうございます。

      しかし、まことに粗末なピヤノで、それに樂譜もございませんが。」


          と兄が言う。

 

 

  ベートーベンは、


        「え、樂譜がない。」と言いさして、

 

                            ふと見ると可愛そうに妹は盲人である。


                     「いや、これでたくさんです。」


                と言いながら、


    ベートーベンはピヤノの前に腰を掛けて、すぐに弾き始めた。

 


      その最初の一音が、すでに兄弟の耳には不思議に響いた。

 

    


  ベートーベンの兩眼は異樣に輝いて、

        その身には、にはかに何者かが乘り移つた様子。

 


  一音は一音より妙を加へ神に入つて、何を弾いているか、

             

                                                 かれ自身にもわからない様である。

 

 


      兄弟は、ただうっとりとして感に打たれている。


   ベートーベンの友人も、まつたくわれを忘れて、一同夢に夢見るここち。

 


                 折からともし火がぱつと明かるくなつたと思ふと、

                ゆらゆらと動いて消えてしまつた。

 


                          ベートーベンは、弾く手をやめた。

 

          友人がそっと立って窓の戸をあけると、


            清い月の光が流れるやうに入り込んで、

                                        ピヤノのひき手の顔を照らした。

 


しかし、ベートーベンは、ただだまつてうなだれている。

 


しばらくして、兄は恐る恐る近寄って、

 「いったい、あなたはどういうお方でございますか。」

 

f:id:terupianist:20170901185136j:plain

https://blogs.yahoo.co.jp/kome_1937/65469208.html
      

 

「まあ、待つてください。」

 

   ベートーベンはこう言って、さっき娘が弾いていた曲をまた弾き始めた。

 


            「ああ、あなたはベートーベン先生ですか!?」


                                               兄弟は思わず叫んだ。

 


         弾き終ると、ベートーベンは、つと立ちあがった。

 


      三人は、「どうかもう一曲。」としきりに頼んだ。

 

 

 

   かれは、再びピヤノの前に腰をおろした。

 

          月は、ますますさえ渡って来る。

 


                     「それでは、この月の光を題に一曲。」


         と言って、かれはしばらく澄みきつた空を眺めていたが、

 

       やがて指がピヤノにふれたと思うと、


       やさしい沈んだ調べは、

 

     ちょうど東の空にのぼる月が、しだいに闇の世界を照らすよう、


   一転すると、今度はいかにもものすごい、

 

          いはば奇怪な物の精が寄り集って、
               夜の芝生(しばふ)に踊るよう、


     最後はまた急流の岩に激し、荒波の岩に碎けるような調べに、

 

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 https://blogs.yahoo.co.jp/kome_1937/65469208.html

 


    三人の心は、驚きと感激でいっぱいになって、

     ただぼうっとして、ひき終ったのも気づかないくらい。

 


       「さようなら!」


            ベートーベンは立って出かけた。

 


     「先生、またおいでくださいましょうか。」

           

         兄弟は、口をそろえて言った。

 


           「参りましょう!」


     ベートーベンは、

 

         ちよっとふり返ってその娘を見た。

 


         彼は、急いで家へ帰った。

 

 

      そうして、その夜はまんじりともせず机に向かつて、

              かの曲を譜に書きあげた。

 


       ベートーベンの「月光の曲」と言って、

 

            不朽の名聲を博したのはこの曲である。

     f:id:terupianist:20170901184338p:plain

フリー画像引用元

https://ameblo.jp/warmheart2003/entry-12259501146...

 

 

 

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  以上、実話ではないにしてもこの曲の成立の経緯をうまく表していますね。


 

              【贈る言葉

      「心を冷静に保ち、自分の人生をつらぬいている

       明確なパターンを見出しましょう!
   
       そして行動のパターンを見直し反省し行動のパターンを

       正しい方向へ変換していきましょう! 

       何事も偶然はないのですから」 

 

   
         【希望を込めて】

  できる限りあなたの視野を高く保ちましょう!

   高ければ高いほどいいんです!

    あなたの人生ですばらしい出来事が起こることを信じ、

      あなたが本心から望んでいる事柄が成就し、

       長年培ってきた、苦労に苦労を重ねた、失敗に失敗の連続だった

         周りの人々からも蔑視され・嘲笑されていた、

        誰がどう考えても、実現不可能と思われていた

      あなたの今世での、最高のドリームが実現することを期待しましょう!

    いつかそのうちではなく、このただ今に起こることをです。

   時間がかかる場合は努力をどこまでもつづけましょう!

 あなたにとって 大きすぎたり、素晴らしすぎることは何事もないと悟りましょう!

  そう信じ切るものには 最悪のこと起こっても、

     物事自体は絶対に、あなたをぶちのめしたりはできないし、

            障害にはなりえません」

 

 

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(完全に枯れて染んでいた我が家の紫陽花に冬中残飯や食器洗いの残り水を毎日毎日、与え続けたら以前より逞しく生き返りました。嬉しすぎて毎回載せています!)(^^♪

   


       【努力は運命を変える】

 

          ◎努力することで人生が変わっていく。

         「必ず運が良くなる!!夢は絶対成就する!!」

 

 

☆もう9月というのに、まだまだすっきりしない、とても蒸し暑い天気です    

    読者のみまさま、どうぞ「不動心」でお過ごしくださいね!」

 

    明日も、愛と笑顔で、素晴らしい一日を送りましょう!(^^♪

 

 

            

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   フリー画像引用元  http://publicdomainq.net/tag/%E3%83%99%E3%83%BC%E3...

     

      『苦悩を通して歓喜へ!』

                -ベートーヴェン