サラリーマンが食べないと勿体無いシソ-その驚くべき16の効果!
◎紫蘇の名の由来は?
・・・昔、後漢の末期に、洛陽の若者が蟹の食べすぎで
食中毒を起こしたんです!
死にかけていたこの若者に、
名医・華佗が、薬草を煎じ「紫の薬」を作って飲ませると
若者はたちまち蘇ったんですね!
☆「紫」の「蘇る」薬なので「紫蘇」と呼ばれるようになった。・・・
この逸話が有名ですよね!
さて、それではいきましょう!
【シソの栄養】
大別すると緑色の「青じそ」と、紫色の「赤じそ」があるのは
みなさんもしっていますよね。
いずれも葉だけでなく芽や花も利用できるんです。
発芽まもないものを「芽じそ」、3分の1ほど花をつけたものを「花穂」
一部に実が入ったものが「穂じそ」で
料理には欠かせませんよね。
しその葉(別名大葉)は、刺身のつまにしたり、
葉の片面に衣をつけて天ぷらにもよく使われます。
お酒のおつまみにもよく使われていて、
赤じその葉は梅干しの色づけにも。
穂じそや花じそなどは、
刺身や天ぷらのつけ合わせに適していますし
実は薬味として、独特の風味をだします。
青じそはは年間を通して流通しています。
赤じそは6~8月が旬です。
旬のものをたべるのはとても大切でしたね!
【しそ注目の栄養成分 】
代表的なものだけでも、
ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、
カロテン、シソアルデヒド、
ルテオリンなどがあります。。
◎知っていましたか?ーシソの実の驚くべき効能!
【しその効能】
漢方では、葉を「蘇葉」、種子を「蘇子」といって、
利尿、発汗、去痰、鎮咳などの薬としても使われるんです。
【全野菜の中でもトップクラスの栄養価!】
葉はひじょうに栄養価が高く、
とくにカロテン(ビタミンA)の多さは抜群!
◎カルシウム、鉄分といった無機質も、
ビタミンもB1、B2、Cもいっぱい!
しそといえば、あの爽やかな香り!
芳香の成分は,ぺリアルデヒドというもので、
防腐・殺菌作用があるんです。
①この防腐・殺菌作用によって、生魚にあたることを防ぐ。
②ふだんからしそを常食していると、
神経のイライラがおさえられ、精神安定に力を発揮します。
なので、神経をしずめる働きもあるんですね!
しその葉をもんで、陰干しにしたものを煎じて、
お茶がわりに飲むと良いです。
神経がたかぶって眠れないときは、寝る前にしそ酒を飲むと熟睡できます!
☆このぐっすり眠るというのは
サラリーマンにとって翌日の仕事に、ものすご~く、影響しますよね!!
③しそ酒には、精神安定や不眠に効くだけでなく
常用すると、胃を丈夫にする効果もあるすんです!
④鉄分が多く、貧血にも効果的ですし、
⑤しその香りは胃液の分泌を促して食欲増進につながります。
葉を陰干しにしたものを粉末にして保存しておいて
薬味として使用すると、
⑥健胃効果も期待できます。
また、お腹をこわしたときに「しそ茶」を飲むと、
⑦下痢や腹痛が改善されます。
☆しその葉と花をきざんで熱湯を注ぎ、お茶のようにして利用できます。
陰干しした葉を細かくして、同じように飲んでも、
同じ効果がありますよ!
☆腹痛には、しその葉をきざんだものと、
梅干しの肉を熱湯に溶いて飲むのがお薦め。
そしてそして・・・。
このしそ茶を毎日飲み続けると・・。
⑧血行を促し
⑨尿や汗の出がよくなり
⑩「しそ茶」は、風邪を引いて咳が出るときにも効果的。
また、しそは食べ続けることによって、
⑪神経痛やリュウマチ、かっけを改善する効果もあり
「しそ酒」や「しそ茶」をいつも常飲していれば
痛みが解消してきますよ!
さらに、葉を適当にきざんで布袋に入れて浴槽の中に漬けると。
⑫入浴剤として用いても大変効果的!
よい香りとともに血行を促進し皮膚を快く刺激し
肌もなめらかになりますよ!
とくにリュウマチや神経痛で悩んでいる
お年寄りにお勧めできるんですよ!
シソの実には驚くべき効果がありますね。
【シソの実の効能・効果】
刺し身のつまに使われるしその実ですが、
これは香り成分の持つ防腐作用で、
魚の毒などを中和する効用があるために添えられるのですね。
【薬食同源】
医食同源ということばがありますが
この紫蘇の場合はまさに、薬食同源ですね
飾りや見た目のために添えられているのではなく、
生活の中から
生み出された知恵なのでしょう!、
シソの種である種子には油が多く含まれ、しその実油
と呼ばれています。
紫蘇の実油には「α-リノレン酸」が含まれています。
この、α-リノレン酸はとても体に良いんですよ!
【シソにはこんな成分があります!】
悪玉菌が増殖するのを抑制する働きを持つ「ペリアアルデヒド」は
体内に侵入した食中毒の細菌や、風邪や病気のウィルスなど
を撃退するんです!
この時期にいいですね!
また、「ルテオリン」や「αリノレン酸」は、
アレルギー成分を抑制する成分も多く含まれていて、
花粉症の症状を軽減したり、
アレルギーになりにくい体質へと変えてくれるんです!
☆【抗酸化作用の高いポリフェノールも豊富】
「ポリフェノール」はストレスや疲れを素早く取り除いてくれるので
錆びにくい体を作ることで有名ですね!
また、シソ科植物の種子に含まれる脂質成分にも
アルファリノレン酸が含まれていて、免疫の過剰反応に
より起こるアレルギー反応を抑制する作用もあるんですよ!
なのでシソの実には次のような効果が期待できます。
⑬花粉症やアレルギー性の鼻炎症状の緩和
⑭アトピー性皮膚炎症状の改善
⑯血中脂質改善といった効果も期待できます。
<まとめ>
健康に良い免疫力を高める食べ物 ーしそ
◆薬効:精神安定 貧血 腹痛 下痢 咳 食欲増進 神経痛 リュウマチ 脚気
がん 動脈硬化 骨粗鬆症 花粉症・アレルギー、食中毒などなど
100 gあたりの栄養価
エネルギー 155 kJ (37 kcal)
炭水化物
7.5 g
食物繊維 7.3 g
脂肪
0.1 g
飽和脂肪酸 0.01 g
多価不飽和脂肪酸 0.01 g
タンパク質
3.9 g
ビタミン
ビタミンA相当量
β-カロテン
(110%) 880 μg
(102%) 11000 μg
チアミン (B1) (11%) 0.13 mg
リボフラビン (B2) (28%) 0.34 mg
ナイアシン (B3) (7%) 1.0 mg
パントテン酸 (B5)
(20%) 1.00 mg
ビタミンB6 (15%) 0.19 mg
葉酸 (B9) (28%) 110 μg
ビタミンC (31%) 26 mg
ビタミンE (26%) 3.9 mg
ビタミンK (657%) 690 μg
ミネラル
ナトリウム (0%) 1 mg
カリウム (11%) 500 mg
カルシウム (23%) 230 mg
マグネシウム (20%) 70 mg
リン (10%) 70 mg
鉄分 (13%) 1.7 mg
亜鉛 (14%) 1.3 mg
セレン (1%) 1 μg
他の成分
水分 86.7 g
水溶性食物繊維 0.8 g
不溶性食物繊維 6.5 g
ビオチン(B7) 5.1 μg
硝酸イオン 0.1 g
ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。試料: 青じそ(別名 : 大葉) 廃棄率: 小枝つきの場合 40 %
単位
μg = マイクログラム ? mg = ミリグラム
IU = 国際単位
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
◇凄い栄養でいっぱいですね!
◎あの後漢の死に瀕していた若者が蘇ったというのも十分頷けますよね!!
次回はシソのレシピです。
お楽しみに!
最後までお読みくださり有難うございました!